事前に何を勉強するか決めておく

さぁ、朝ごはんも食べたし
今日もがんばるぞ~!

ねぇ、ぷっぷは今日何を勉強するの?

「段ボール箱の魅力」についてかなぁ。
いや、「紙袋の誘惑」?
やっぱり、「カーテンレールの見晴らし」かな?

ボクは「落花生のカラカラダンス」がいいな。

うーん、どれも楽しそうで迷うなー。

あらあら。ぷっぷ、楽しい時間はあっという間に過ぎていくよ。
何事もスタートが肝心だ。
開始とともにすぐに集中できるようにね。

今日の取り組みは長い受験勉強のなかで考えると
ちっぽけなものに見えるかもしれないけど、
重要な、欠かすことのできないパーツの一つでもあるんだよ。

そうか、確かに勉強はいくつもの要素が
組み合わさって成り立っているものね。
いつも何を勉強するか決まっている状態にしておく
前回の記事「集中力を高めるために」でも話題になったけど、
その日、何を勉強するか事前に決まっていることがとても大事。
考えてみて・・・。
日々勉強するのは何のため?
自習室を使うのは何のため?
キミたちの目的を達成するためには一定の学力が必要だからなんだよね。
自習室使うのはもしかしてヒマつぶし?
勉強してるアピール?
今、キミたちが取り組んでいるのはその場限りの勉強ではなくて
いずれ経験する受験に向けてのものだ。
そもそも勉強って積み重ねると確実に成績アップにつながる。
でもやり方が良くないと効果がまったく出ないこともある。
そこで必要になるのは・・・
何はなくとも継続なんだ。
継続するからこそ、単元同士のつながりが見えてくる。
継続するからこそ多くの単元が組み合わさったひとつの科目を完成させることができる。
継続するからこそ基本の確認から最終的な問題演習まで実力を高めることができる。
もしその場限りで無計画な勉強で身についた知識だったら
その知識はつながりを欠き、
入試問題には全く歯が立たない知識になってしまうだろう。
つまり今日取り組むことを今日計画しているようでは
勉強の完成には程遠い。
だからいつも勉強する内容を決めておくことで
勉強が自然に継続していくように仕向けていくんだ。
計画は志を立てた時から決まっている
長い目で物事を考えていくことはとても大切。
あくまでも勉強の計画はすでに出来上がっているもの。
もし、計画が決まっていないのなら勉強を一旦中断してでもじっくり考えてほしい。
受験を考えるのなら、
志望校はすでに決まっているよね。
どのくらいの実力が必要になるかもある程度分かるはずだ。
目標となる学力がはっきりしたら、
その学力に到達するために日々の勉強時間も決まってくる。
さらには次のことも決めていくことになるよ。
1科目を一通り完成させるのにどのくらいの時間がかかるか、
おおまかな予定を立てる。
そして1科目の勉強が完成した後、
他の科目を完成させるため時間を割いていくのか、
それとも再度同じ科目を繰り返して定着を図るのかを決めていく。
(これは勉強を進めていく間にどちらにした方が良いかわかってくる)
志望校合格に必要な学力と現在の学力を比べて、
今後の学力の上乗せがどれくらい必要になるか見えてくる。
ふつうは科目ごとに得意不得意はあるので
それを見越して勉強計画を修正することになる。
このように時々、現状を振り返りながら勉強を継続していくんだ。

「段ボール箱の魅力」と「紙袋の誘惑」は
同一カテゴリーだから続けて勉強するのがいいね。

「落花生のカラカラダンス」は「紙袋の誘惑」と
ぜったい関連があるよ!

音と空間の融合問題だ!

いろいろ考えているね!

今日の琴言!
志望校合格に必要な力は決まっているので、勉強内容も先に決めてしまおう。
